自宅でととのう!家でできる水風呂の入り方と快適に楽しむコツ
サウナや温泉施設だけでなく、自宅でも「水風呂」を楽しむ人が増えています。暑い季節のリフレッシュはもちろん、疲労回復や睡眠の質向上など、健康面でのメリットも注目されています。
最近では、家庭用の設備や工夫を取り入れて、気軽にととのう時間を楽しむ方も少なくありません。
この記事では、水風呂の基本的な入り方や家で快適に楽しむための工夫、ととのう感覚を得るためのポイントを詳しく紹介します。
家で水風呂を楽しみたい方や、新しく水風呂の設置を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
水風呂とは
水風呂とは、サウナやお風呂などでしっかり体を温めた後に、冷たい水に浸かる入浴法のことです。
温まった体を一気に冷やすことで、血管が収縮し、自律神経の働きが活発になります。
その結果、血行が促進され、疲労回復・免疫力の向上・ホルモンバランスの調整などさまざまな健康効果が期待できるのです。
さらに、サウナや温浴との組み合わせによってリラックス効果や睡眠の質の改善、代謝アップによるダイエット効果なども得られると言われています。
近年では「ととのう」という言葉とともに、心身をリフレッシュする習慣として多くの人に親しまれています。
家でできる水風呂のやり方

最近は、自宅でも手軽に水風呂を楽しみたいと考える方が増えています。
サウナ施設に行かなくても、工夫次第で「ととのう」感覚や温冷交代浴の効果を自宅で体験することが可能です。
お風呂と冷水シャワーの組み合わせから、ミストサウナを活用した方法、水風呂だけを楽しむスタイルまで目的や環境に合わせた入り方を選べます。
ここでは、家でできる水風呂の入り方をわかりやすく紹介します。
お風呂と冷水シャワーを交互に行う方法
自宅で手軽に温冷交代浴を行うなら、40℃前後の湯船に3分ほど浸かり、その後20〜25℃程度の冷水シャワーを浴びる方法がおすすめです。
シャワーは心臓から遠い足元から順にかけていくと、体への負担を抑えながら血行を促すことができます。
温かいお湯と冷たい水を交互に繰り返すことで、疲労回復やむくみの改善に役立ち、スッキリとした感覚を得られるでしょう。3セットほど行うと効果的です。
サウナ気分を楽しむ家庭用ミスト入浴法
自宅でもサウナと水風呂のセットを体験したい方には、「サウナ傘」を使ったミストサウナが便利です。
浴槽に半分ほどお湯を張り、体の近くまで蓋を閉め、その上にサウナ傘をかけます。こうすることで浴室内にミストが充満し、簡易的なサウナ空間が完成します。
入浴時間は10分以内を目安にし、体を十分に温めたら20℃前後の冷水シャワーでクールダウンしましょう。
温冷を繰り返すことで血行促進や免疫力の向上、質の良い睡眠へとつながります。
水風呂だけでリフレッシュする方法
必ずしも温かいお風呂やサウナと組み合わせる必要はありません。水風呂単体でも、リフレッシュや体調管理を目的に取り入れることができます。
ただし、冷たすぎると体への負担が大きいため、温度は17℃前後が目安です。
短時間であっても全身を冷やすことで、シャキッと気分が引き締まり、頭がスッキリとする感覚を味わえます。
水風呂の効果を最大限に引き出すコツ
水風呂の効果をしっかり感じるためには、ただ入るだけでは十分とはいえません。
入り方や時間の取り方を少し意識するだけで、体への負担を減らしながらリフレッシュ効果や血行促進の働きを高めることができます。
ここでは、自宅でも安全かつ気持ちよく水風呂を楽しむためのポイントを紹介します。
肩までゆっくり浸かることを意識する
水風呂の心地よさを感じるためには、肩までしっかり浸かることがポイントです。
体が水に包まれることで、皮膚の表面に「羽衣」と呼ばれる薄い膜のような層ができ、冷たさがやわらぎます。
この状態になると、水温が一定に保たれ、心地よい冷感を味わえるようになります。
体を大きく動かしたり、水流が強すぎたりすると羽衣が壊れてしまうため、できるだけ静かにじっと浸かるのがコツです。
長く入りすぎないように注意する
水風呂は、短時間でも十分な効果を得られます。一般的には脈拍が落ち着くまでが目安とされていますが、慣れていない方は1分以内に上がるのが安心です。
体を冷やしすぎると、めまいや体調不良を起こすこともあるため、無理せず短めの時間から始めるとよいでしょう。
冷たさに少しずつ慣れていくことで、疲労回復やリフレッシュ効果をより安全に実感できます。
水風呂の効果について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
家で水風呂を楽しむための工夫

自宅でも気軽にととのう時間を楽しみたいという方に人気なのが、家庭でできる水風呂の工夫です。
特別な設備がなくても、氷を使った簡単な方法からベランダや庭を活用したポータブル浴槽、本格的なチラー導入まで目的や環境に合わせてさまざまな楽しみ方があります。
ここでは、家で水風呂を快適に楽しむための具体的な方法を紹介します。
氷を加えて冷たさを調整する
自宅で手軽に水風呂を楽しむなら、浴槽に水を張り、そこへ氷を加える方法が簡単です。
水道水を使えばコストを抑えられ、気温の高い夏でもしっかり冷たい水風呂を味わえます。氷を入れることで水量を節約でき、長く冷たい状態を保てるのも魅力です。
体を冷やしすぎないよう、最初は少しずつ温度を下げながら調整しましょう。
ポータブル浴槽を使用する
屋外スペースがある場合は、ポータブル浴槽を活用するのもおすすめです。設置が簡単で、水を張れば自宅でも温冷交代浴を楽しむことができます。
浴槽を移動できるタイプなら、日当たりや風通しの良い場所に置くと、開放感のあるリフレッシュタイムを過ごせます。
冷却装置「チラー」で本格的な水風呂に
本格的に水風呂を楽しみたい方は、冷却水を循環させる装置「チラー」を導入すると、自宅でも理想的な環境をつくれます。
チラーは水を循環させながら冷却する仕組みで、いつでも安定した温度をキープできるのが魅力です。
家庭用のコンパクトモデルなら数十万円ほどで手に入るため、自宅にいながらサウナ施設のような水風呂体験を味わえます。
水風呂でととのうためには
「ととのう」という言葉を聞いたことはあるけれど、実際にどんな状態なのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
この「ととのう」感覚は、サウナやお風呂で体を温めたあとに水風呂に入る「温冷交代浴」で体験できます。
ここでは、ととのうとはどんな状態なのか、そしてその感覚を得るために最適な水温についてわかりやすく解説します。
「ととのう」とは
「ととのう」とは、体がリラックスしながらも頭がすっきり冴えている状態のことです。
サウナやお風呂で体を温めたあとに水風呂に入ると、急な温度変化でアドレナリンが分泌され、体は興奮状態になります。
その後、外気浴で休憩をとると副交感神経が優位になり、体がリラックスモードへと移行します。
このとき体内にはまだアドレナリンが残っているため、覚醒と安らぎが同時に働き、「ととのう」と呼ばれる独特の感覚が生まれるのです。
この状態になると、集中力が高まったり、疲労感が和らいだりといった効果も期待できます。
ただし、めまいや動悸がある場合は体が冷えすぎている可能性があるため、無理をせず休むようにしましょう。
水温は16〜18℃が理想的
ととのう感覚を得るためには、水風呂の温度設定が欠かせません。冷たすぎると体に強い負担がかかり、逆にぬるいと刺激が足りません。
目安としては16〜18℃程度が最適です。この温度なら冷たさと心地よさのバランスが取れ、初心者でも安心して入れます。
いきなり長時間入ると体が驚いてしまうため、最初は30秒から1分程度を目安にして慣らしていくのがおすすめです。
まとめ

水風呂は、正しい入り方や温度の工夫によって、リフレッシュ効果だけでなく心身のバランスを整える習慣としても役立ちます。
特に自宅で安全かつ快適に水風呂を楽しむためには、環境づくりが大切です。
アクア丸善では、インテリアや空間の雰囲気に合わせた水風呂の設計・施工・メンテナンスを一貫して行っています。
お客様のご要望に合わせてオーダーメイドの水風呂を設置し、設置後のメンテナンスまでしっかりサポートいたします。
「自宅でも本格的な水風呂を楽しみたい」「理想の温度を保てる設備を導入したい」という方は、ぜひ一度アクア丸善へご相談ください。
お問い合わせは、こちら